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病気と環境因子②ーーー食物中の脂肪

病気と環境因子②ーーー食物中の脂肪

2018/03/04

食べ物の中の脂肪は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれます。

飽和脂肪酸は通常の状態では固体で存在し、不飽和脂肪酸は液体です。

飽和脂肪酸は主に牛や豚、鳥などの肉類にあり、不飽和脂肪酸は魚類や植物に存在します。

不飽和脂肪酸は1価と多価に分かれます。

 

さて、脂肪というと直接肥満に繋がるようで敬遠されがちですが、大切な栄養素の一つです。

貴重なエネルギー源であるばかりでなく、細胞膜や各種ホルモンの原料になるからです。

ただし、現代の日本では昔と違って欧米型の食事に変化してきているため、

取りすぎ(特に飽和脂肪酸)の弊害がでてきています。

この50年間で、日本人の脂肪摂取量は約2.5倍に増えているのです。

飽和脂肪酸を取りすぎると、動脈硬化や生活習慣病、また大腸がんや乳がん、膵臓がんなどに罹りやすくなるからです。

また不飽和脂肪酸の中にも酸化しやすいものがあるため、古いものは体に悪影響が出るのです。

 

 

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