メタボリックシンドロームという言葉があります。

よく「メタボ」と略されますが、生活習慣病を誘発する体の状態を言います。

腹囲（ウェストまわり）が男性で８５センチ以上、女性で９０センチ以上だと、

メタボと診断されるようです。

この腹囲を見るめやすは、内臓脂肪の多さの診断基準なのです。

 

前回も言いましたように、脂肪には体に付着する部分によって、

内臓まわりにつく内臓脂肪と皮下につく皮下脂肪がありますが、

生活習慣病の原因になるのは内臓脂肪の方なのです。

だから腹囲がこの基準以上の人は内臓脂肪過多とみなされてしまうわけです。

 

さて、ダイエットというのは脂肪を減らして体重を落とそうとするのですが、

内臓脂肪は普通預金、皮下脂肪は定期預金という言葉をご存知でしょうか？

この意味は、ダイエットで減らしやすいのは内臓脂肪だということなのです。

しかしまたちょっと油断して増えてしまうのも内臓脂肪なのです。

つまり内臓脂肪の方が増減の変動が大きいのです。

まあ、本気でダイエットに取り組む人にとっては朗報でしょうが・・・。