パソコンなどの機器に侵入し、本来の機能を妨害するプログラムをコンピューターウィルスと言いますが、

ウィルスという言葉を使うのは、とても的を射た表現です。

コンピューターウィルスと本物のウィルスは本当によく似ているのです。

まず、こちらの意図なくかってに侵入します。

そして、他の機器に静かに感染します。これも病原体としてのウィルスと同じですね。

それから、ウィルスを撃退したり、侵入を阻止するプログラムが開発されると、

それをかいくぐったり、無力化する新たなウィルスがつくられるのです。

これも本物のウィルスそっくりですね。

病原体としてのウィルスも自己変異するのです。

鳥インフルエンザについてもそうですが、今まで鳥にしか感染しなかったインフルエンザウィルスが、

変異して人にもうつるようになった例はいくつもあります。

だから安心できません。今まで犬や猫、馬、豚など特有の種だけに発症した病気が

いつの間にか人にも感染する危険があるわけですから・・・。