東京四ツ谷の気功サロンに来る人に、肩こりや腰痛を訴える人が多くいます。

この数は近年、特に多くなったような気がします。

どうして現代は、肩こりや腰痛で苦しむ人が多いのでしょうか？

 

さて、この場合の肩こりや腰痛は、姿勢の悪さや同じ姿勢を保つことでの筋肉の緊張等により

発症するものに限定して考えていきたいと思っています。

なぜなら肩こりや腰痛の発症のメカニズムはとても複雑で、色々な原因が考えられるからです。

たとえば腰痛の場合、胃や膵臓、腎臓のがんでも発症しますし、

腰部の椎間板ヘルニアや椎体のすべり症、分離症、脊柱管狭窄症でも起こるからです。

だから重大な病気が原因でない肩こりや腰痛をこの場では問題にしたいと思います。

 

それでは近年、こうした肩こりや腰痛はどうして増えたのでしょうか？

私はそれは最近の多くの人の生活習慣によることが多いと思っています。

パソコンや最近ではスマホを手放せない人がたくさんいます。

これらの機器を操作する時、私たちは無意識に首を前傾した姿勢を長時間続けています。

この姿勢を続けていると、首や肩の筋肉は緊張のしっぱなしとなります。

またパソコン操作などでは、オフィスや家庭で座りっぱなしの状態となっています。

座り続けることは、腰や背中、お尻の筋肉にずっと負担をかけ続けることになります。

近年、肩こりや腰痛が増えた原因は、これらの生活習慣によるところが多いと私は思っています。