健康を維持する条件は色々ありますが、なかでも血液循環がそのカギを握っています。

私たちの体は約60兆もの細胞で構成されており、

骨や筋肉、各内臓、皮膚、髪の毛にいたるまで、すべて細胞でできています。

これら細胞に酸素や栄養物を送り込み、

逆に二酸化炭素や老廃物を取り込む役目をしているのが血液なのです。

つまり血液循環は各細胞を活性化するカギを握っているのです。

この血管は全身に張り巡らせた毛細血管までつなげると、

なんとその長さは10万キロ（地球を二回り半）もするという驚異的な長さなのです。

心臓はポンプ作用により、酸素の多い新鮮な血液を動脈を通って各細胞に送り込みます。

逆に各細胞からの不純物の多い血液は静脈を通って心臓に戻ってきます。

静脈血はポンプ作用で心臓に戻るのではありません。

主に下肢の筋肉を動かすことで、心臓まで戻る仕組みができているのです。

また静脈には、血液が逆流しないように、ところどころ逆止弁がついています。

この弁が一部壊れてしまうと、その部分の静脈がふくれる静脈瘤になってしまうのです。