男性と女性の違いの一つに声があります。

普通は声だけを聴いて、それが男性なのか女性なのか分かります。

男性は一般的に女性より声が低いのです。

さてこの声ですが、男性も女性も子供の頃はあまり変わりません。

ところが思春期になると、男性は男性ホルモンの影響で、のどの甲状軟骨が前後に発達してきます。

これでのどぼとけが目立つようになるわけですが、

この時、軟骨についている声帯も前後に引っ張られて長くなるのです。

声帯が長くなると振動数も減るので声が低くなるのです。

これが声変わりの仕組みなのですが、大人の声帯ができるまでは、まだうまく機能しない時期なのです。

だから声も出にくくなるので、無理な発声は控えて、声帯を傷めないよう注意しなければなりません。