前回のこのコーナーで私は、男性と女性の反応や行動の違いは、

そのほとんどは脳の性差に起因していることを書きました。

男性の脳と女性の脳の大きな違いは、脳梁という部分の面積の違いです。

女性は男性よりも明らかに大きいのです。

脳梁は左脳と右脳を繋いでいる部分で、ここが大きいことは相互の連携がうまくできることを意味します。

左脳は言語や論理的思考、右脳は感覚や直観力を担当しています。

左脳は冷静かつ客観的な判断、右脳は感覚的かつ感情的な部分に相当します。

 

さて、この点を考慮した上で男女の行動・反応の違いをみてみましょう。

その違いが一番よく現れるのが男女間の口喧嘩だと私は思っています。

喧嘩すると感情が高ぶります。これはたぶん右脳優位の状態ではないでしょうか。

すると左脳での冷静な判断が鈍ります。よって言葉が出なくなるわけです。

男が興奮状態になると、決まった単純な言葉しか出なくなるのです。

これが男の特徴です。

ところが女は脳梁が広く、右脳と左脳のつながりが良いので、

右脳での興奮状態があっても、左脳での言語活動が活発に働くわけです。

口喧嘩では男は女にかなわないーーーその理由はこんなところにあるのではないでしょうか。