人は歳をとると、さまざまな部分で老化を自覚します。

いわゆる老化現象というものですが、体の内外に現れます。

例えば老眼（目）、難聴（耳）やシワ、シミ、たるみ（肌）などがその典型でしょう。

その他、筋肉の衰えはよく自覚するところです。

筋肉の衰えは足腰だけでなく、咀嚼力や飲み込む力、呼吸力、姿勢の維持などにも現れます。

このような老化現象の中でも、他人からすぐ判断しやすいのは外見です。

目や耳や物覚えの悪さ等は、本人が言わないと分かりませんが、

外見はすぐに分かってしまいます。肌や頭髪、姿勢などです。

人の皮膚は表皮、真皮、皮下組織の三重構造になっていますが、

皮膚は新陳代謝が盛んな細胞で、約1か月で入れ替わります。

歳をとるとこのスピードが衰え、また肌の水分や弾力を保持するヒアルロン酸やコラーゲンが減ってくるので、

シワやシミ、タルミが増え、みずみずしさや弾力が失われてしまうのです。

顔は化粧でかなりカバーすることができますが、

老化が現れやすいのは、手の甲や腕、首のまわりと言われています。