気功は中国で生まれ、その歴史は4000年とも言われています。

気功の種類は3000種類以上と言われ、その起源や流派によって色々分かれていくわけです。

中国には元々三つの宗教がありました。仏教と道教そして儒教です。

そしてそれぞれの流れを汲んで、気功も仏教系、道教系、儒教系という具合に分かれていきました。

その他に医家、武家による気功もあるので、とても複雑になっています。

ただし、気功を取り入れた目的を系統別にとらえると、複雑なものも分かりやすくなるようです。

宗教にはそれぞれ目指すところがあり、思想も違います。

たとえば道教は不老長寿を目的として、仙人になることを目指しています。

仏教は心の平和や安定を目指していますので、内観を重んじるところがあります。

医家気功は中国での医師の集団により健康、病気治癒を目的としてつくられたものですし、

武家気功は武術の気功で、少林寺拳法に代表されるように健身、保身、対戦を目的としています。

このように気功は起源や流派によって色々な系統に分かれるのですが、

気というエネルギーをその目的に利用することでは一致しているのです。