新型コロナウィルスの騒動で、その感染拡大を防止するため緊急事態宣言が出されました。

気功サロンもその要請を受け、5月6日まで休業することに致しました。

苦渋の選択でありましたが、これは社会全体の縮図でもあります。

それは社会正義と社会正義のぶつかり合いという様相があったからです。

今が感染の爆発的拡大になるか、収束へ向かうのかの瀬戸際という認識のもと、

その対策として、人との接触を7～8割減らさなければならない。

だから外出を自粛し、クラスターが発生しやすい店（夜の飲食を伴う店など）は休業して下さい

ーーーこの要請は感染を防止し、亡くなる方を減らすための当然の社会的正義です。

一方、休業を要請された店（企業）の側から見たらどうでしょう。

簡単に「はい、そうですか」と休業するわけにはいきません。

なぜなら、店を閉めても固定費（家賃や従業員の給料、リース料など）を払わなければならないからです。

このような大赤字の状態が続けば倒産してしまいます。

倒産したら従業員やその家族を路頭に迷わせることになる。

企業を経営する者として、そんなことはできません。

だから倒産させるわけにいかないーーーこれも社会的正義なのです。

この二つの社会的正義のぶつかり合いが、昨今の新型コロナウィルスの騒動で浮き上がってきたのです。

この状態を解決するには店への休業補償をするしかないのですが、

具体的にどうするか、今、政治の力が試されているのです。