新型コロナウィルスの感染防止のために外出自粛が叫ばれています。

旅行をしたくても多くの観光地の旅館は閉まっているし、

県をまたぐ移動は白い眼で見られる現状では、

外出して遊ぶ楽しさも抑えられがちで、ストレスがたまる人も多くいるでしょう。

この状況がコロナウィルスの感染症を予防することはできても、

逆にそれ以外の病気を誘発するのではないかと私は懸念しています。

「病は気から」という言葉があります。

心のある状態（怒りや苦しみといったマイナス感情）やストレスが病気を生み出すというのです。

このことは精神神経免疫学という学問によって科学的に証明されています。

ということは逆もまた真で、「健康も気から」と言えるのではないでしょうか。

喜びや楽しさの直接的表現である笑いが、病気からの治癒率を上げ、健康に有効ということも科学的に証明されているのです。

もちろんこの場合の笑いは、冷笑という皮肉や軽蔑の笑いではありません。

不要不急の外出自粛ということで、遊びのために外出すること自体が憚られますが、

笑いを伴う遊びの機会が少なくなることは健康上問題ですので、

なんとか工夫して楽しみ（笑い）をつくるよう心掛けていきましょう。