人体における作用と反作用(副作用)
2020/06/14
物事には良い面と悪い面の両方を持っているのが普通です。
私たちの体や健康に対しても、色々な物質の作用(良い面)と反作用(悪い面)が指摘されています。
たとえば酸素は私たちが生きていく上でなくてはならないものです。
しかし酸素は酸化と言って、物質を錆びさせてしまう原因にもなるのです。
鉄を空気中にさらしておくと、やがて錆びてしまうのもこの原理です。
人体もこの影響を免れることはできません。
体が酸素を活用する過程で発生する活性酸素が私たちの細胞を傷つけ、さまざまな病気や老化の原因にもなるのです。
だから酸化を防ぐ物質(抗酸化物質)が健康には良いと考えられてきました。
ニンジンに多く含まれるベータカロテンやビタミンCやEなどです。
しかし人体は複雑で思い通りにはなかなかいかないようです。
これらの抗酸化物質をサプリメントで採ると、逆に健康を害することが分かってきたのです。
フィンランドでの大規模な実験で、3万人の喫煙者に対し肺がん予防のため、ベータカロテンやビタミンEを与えたグループと、
プラシーボ(偽薬)を与えたグループで8年間追跡調査したところ、
肺がんで死亡したのは、抗酸化物質を与えたグループの方が偽薬グループより18%も多かったという、
研究者たちの最初の予想(思惑)とは反対の結果になってしまったのです。
このような例は他にもあり、女性が更年期になると女性ホルモンが減ってくるので、色々体調が悪化してくるわけで、
その対処としてホルモン補充療法が更年期障害には有効と言われてきました。
ところが女性ホルモンを補充すると乳がんのリスクが高まることも分かってきました。
また骨粗しょう症にはカルシウムを多く採るのが良いと言われていますが、
高齢の女性の場合は心臓発作のリスクを高めてしまうのです。
中島克己の気功サロン
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