がんは日本人の死因の第1位であり、国民の2人に1人が罹ると言われる恐ろしい病気です。

このがんに対しては、今まで色々な治療法が試みられてきました。

その中で主な治療法として、がんの三大療法と言われるものがあります。

手術と放射線、そして薬物（抗がん剤）の三つの治療法です。

その他、がんの進行ステージや発生部位によって、他のいくつかの治療法があります。

たとえば子宮や膀胱、直腸など下腹部のがんに効果的な温熱療法や、

性ホルモンが影響する乳がんや前立腺がんに対するホルモン療法、

また血液のがんと言われる白血病に対する骨髄移植などです。

また日本ではほとんど話題になることはありませんが、

心と体がリンクしていることを利用したイメージ療法などもあります。

さて、最近マスコミでも紹介された新しい治療法として光免疫療法というのがあります。

これは光を利用してがん細胞だけにレーザー光を照射し、

ピンポイントでがん細胞だけを破壊するという画期的な治療法です。

通常の抗がん剤や放射線と違って、正常な細胞を傷つけないので、副作用の少ない治療法です。

ただし、まだ歴史が浅いのでがんによっては効果が分からない場合もあり、

また治療費が高いというデメリットもあるわけです。