健康のための日常的な大切な要素は何でしょうか？

よく言われる一般的な答えはーーー食事、運動、そして睡眠です。

まだ他に呼吸法とかストレスをためない生活などありますが、

今回はこの睡眠にしぼってお話してみます。

まず質の良い睡眠を得るためには、いくつかの条件があります。

その一つが、深部体温と皮膚表面体温との差です。

体の中心部の体温を深部体温と言いますが、日中は皮膚表面体温より3度ほど高いのが普通です。

それが夜になるとこの差が小さくなり、眠気を誘うことになるのです。

入浴は、これらの体温の条件を整え、質の良い睡眠に導く良い方法です。

まず就寝の1時間半～2時間前には入浴しましょう。

入浴によって上がった体温が徐々に下がり、やがて皮膚表面体温との差が少なくなると眠くなります。

寝る時に手足が冷たいままでは、体内の熱が逃げないので深部体温が下がりません。

こんな時は一時的に湯たんぽなどで手足を温めましょう。

深部体温が下がる時は手足から熱を放出します。

眠いと手足が温かくなるのはこのためです。