健康にとって大切なものは何でしょうか。

すぐ思いつくのは、食事、運動そして睡眠です。

これらはどれも重要ですが、最も影響があるのは食事をはじめとして体に入れる全てのものではないでしょうか。

つまり、食べ物や飲み物の他、タバコの煙りなども含まれるわけです。

さて、喫煙を含めた食生活で私たちの体はつくられているのですから、

これらが健康上最も重要な要素であることは間違いありません。

最近、私が気になっていることがあるのです。

それはうつ病をはじめ、さまざまな強迫神経症、ADHD（注意欠陥多動性障害）、ADD（注意欠陥障害）など、

いろいろな精神疾患が増えているのではないか、ということです。

もちろん現代はストレス社会ですので、ストレスが大いに関係しているのは間違いないでしょう。

しかし、昔もイジメや嫁姑問題など、ストレスになる事案はたくさんあったはずです。

それでは、なぜ現代は精神疾患が増えているのでしょうか。

断定はできませんが、現在、多くの人が摂っている飲食物に関係があるのではないか、と私は思っているのです。

大規模商業施設には、たいていフードコートがありますが、

そこにあるマクドナルドのようなファストフードのお店はいつも繁盛しているようです。

昔に比べて、これらの食品が近年多く摂取されているのではないでしょうか。

アメリカのある映画監督が自身の実験で、30日間ファストフードを食べ続けた結果、

体重が11㎏増え、うつ状態になり、性欲が減退し、深刻な肝臓の炎症を起こしたそうです。

マーガリンやフライドポテトに含まれるトランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素を破壊し、

認知症になるリスクを高めると言われています。

またトランス脂肪酸は動脈硬化を起こす悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすのです。

トランス脂肪酸を含む食品はマーガリンをはじめ、ショートニング、フライドポテト、クッキーやビスケット、

ドーナッツ、ケーキ、アイスクリーム、菓子パン、インスタント麺など世にあふれています。

これらの食品は若者を中心に好んで食べられているのではないでしょうか。

あまり気にしすぎると食べる物がなくなってしまいそうですが、

私はこれらの食品を買う時は、品質表示を見るように心がけています。