熱が出たら解熱剤を飲めばいい?
2022/01/13
新型コロナウィルスが蔓延し始めた一昨年の初め頃、
37.5度の発熱があったら保健所に連絡するような通達がありました。
ウィルスによる発病の可能性が高いと判断されたからでしょう。
これを短絡的に見れば、ウィルスが発熱という、人にとって不愉快な状態を作り出していると解釈できます。
つまりウィルスが発熱を引き起こしたと・・・。
しかし、発熱の仕組みはもっと複雑で、実は発熱というのは人の防衛反応でもあるのです。
人がウィルスに感染すると、白血球のマクロファージなどの貪食細胞がウィルスを食べます。
するとインターロイキンという物質は生産され、これが脳細胞に作用して、
体温調節をする神経細胞を活性化した結果、発熱するのです。
発熱して体温を上げることで、ウィルスが生育しにくい環境を作り出しているわけです。
ウィルスや細菌をやっつける白血球は体温が上がることで活性化するのです。
だから、熱が出るというのは不愉快でイヤですが、体を外敵から守る防衛反応の一つなのです。
このように考えると、発熱したらすぐ解熱剤を飲むというのは考えものでしょう。
発熱そのものが原因で脳がやられることは少ないと言われていますが、
そこに髄膜炎などの病気が隠されている場合があります。
40度もの高熱が続くようなら、必要に応じて解熱剤を処方することもあるでしょうが、
熱が出たら解熱剤という短絡的な思考は、健康上問題があるわけです。
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