血液検査で肝機能を測る項目の詳細
2022/05/16
前回この欄で、血液検査では肝臓の状態を見る項目が多い理由を書きました。
今回はこれらの項目の数値について、もっと詳しく解説していきましょう。
まず、肝細胞の障害の程度を見る項目として、ALT(GPT)やAST(GOT)、ΓーGTPなどがあります。
ALTもASTも、どちらもタンパク質を分解してアミノ酸をつくる酵素で、
肝臓の細胞が壊れる程度で、これらの数値は高くなります。
またΓーGTPは主にアルコールによる肝細胞の障害の程度を見ることができます。
肝細胞の働きを見る項目としては、総タンパク(TP)、アルブミン、総コレステロール、
コリンエステラーゼ(CHE)、乳酸脱水素酵素(LDH)などがあります。
総タンパクとは血液中のすべてのタンパク質の総和でアルブミンとグロブリンに分かれます。
これらは肝臓でつくられますので、数値が低いと栄養不良、肝機能障害、腎臓疾患が疑われます。
胆汁の流れに障害がないかを見る項目として、総ビリルビンやアルカリフォスタファーゼがあります。
ビリルビンは、赤血球のヘモグロビンから作られた黄色い色素で、肝機能が低下すると黄疸症状になります。
アルカリフォスタファーゼは、胆石や胆道がんなどで胆汁の流れが悪くなると数値が上昇します。
その他、肝臓が繊維化していないかを見る項目としてZITや免疫グロブリンがあります。
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