気功サロン推薦図書（66）
　　「自分を変える魔法の口ぐせ」　佐藤富雄著

　以前のこのコーナー、気功サロン推薦図書（23）でナポレオン・ヒル著の「思考は現実化する」を取り上げました。本書「自分を変える魔法の口ぐせ」は、その理論（哲学）を踏襲していますが、さらに現実化するためのテクニックを書いています。
　その方法とは、思いや夢を実際に口に出して言ってみる、ということです。
　私たちは、人生の目標や夢、あるいは自分をこう変えたいという考え（思考）や、誰かに対する感情を持っています。ただそれを自分の心の中にしまっているよりも、口に出して言ってみると、その思考や感情が強化するのです。
　だから言葉が大切なのです。いつもマイナスな言葉、たとえば「自分はダメな人間だ」とか「ついてない」とか「人生はロクなことがない」などと言っていると、実際そのようになる人生を歩むことになるのではないでしょうか。
　反対にポジティブな言葉を言う人には、その言葉どおりの人生が待っているのかも知れません。よく大活躍をして有名になったスポーツ選手が、子供の頃から「ワールドカップに出場する」とか「オリンピックに出て金メダルを取る」などと現実的ではないような事を言っていた、ということを耳にします。この事実も、口に出して言っていたことが実現したという例でしょう。
　幸せで充実した人生を送るには、自分の夢や希望を口に出して言ってみるーーーこの簡単な方法がとても有効なのかも知れません。