健康にはバランスが大事
2023/10/07
東洋医学(中医学)には陰陽という概念があります。陰陽は身体だけでなく、自然の現象や人間の情動も含めて、宇宙の神羅万象の事物を二つに分けて考える二元論です。
陰と陽はどちらが良いということではなく、健康のためにはそのバランスが大事なのです。陰と陽のどちらかが多すぎたり少なすぎたりすると健康を損なうわけです。
さて、このようなバランスの考え方は東洋医学だけでなく、西洋医学の分野でも言えることです。その一つの例を挙げてみましょう。
ドーパミンという神経伝達物質があります。神経伝達物質というのは人間の情動と深く関係していますが、ドーパミンは快感や意欲の素になるものです。だからドーパミンが多いとハイな気分になり、前向きで行動的になります。実はドーパミンは覚せい剤と化学式が似ているのです。
ドーパミンは快感や意欲の素になるので、これ自体はいいのですが、多すぎると覚せい剤の副作用のような幻覚や妄想を抱くことになり、統合失調症の原因とも言われているのです。
しかし逆にドーパミンが少なすぎるとどうなるのでしょうか。実はパーキンソン病になってしまうのです。パーキンソン病は60歳以降の男性に多い病気ですが、体が震え、思うように動かせなくなり、また新しいことをしようとする意欲も失われてしまいます。
ドーパミンは多すぎても少なすぎても病気になるわけで、やはりそのバランスが大事ということでしょう。
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