すべてストレスは身体に悪いのか
2023/10/30
ストレスというのが病気の原因の一つになっていることは、現在の医学で証明されています。心の状態と身体の状態は常にリンクしているので、これは当然かも知れません。しかしストレス自体が身体に悪いということなのでしょうか。
2013年のスタンフォード大学の研究によると、ストレスが全くない人より、ストレスは多いが、それを前向きに捉える人のほうが長生きだというのです。
この研究結果に私はとても納得がいくのです。ストレスを広辞苑で引くと、「種々の外部刺激が負担として働く時、心身に生ずる機能変化。ストレスの原因となる要素(ストレッサー)は、寒暖、騒音、化学物質など物理的化学的なもの。飢餓、感染、過労、睡眠不足など生物学的なもの。精神緊張、不安、恐怖、興奮など社会的なものなど多数である」となっています。
つまり心の負担がマイナス感情を生み出し、それが悩みや苦しみの元になってしまうわけです。
それでは、そのストレスを前向きに捉えるとはどういうことでしょうか。そのヒントは陰陽論にあると私は思っています。
陰陽論は世の中のことを陰と陽に分けて考える二元論です。陰と陽は一見対立して見えますが、お互いの存在のために必要な関係でもあるのです。
裏があるから表があります。マイナスがあるからプラスもある。闇があるから光を感じ、日陰があるから日向もあるのです。後退することがあるから前進もあるし、苦しみがあるから喜びもあるわけです。だから病気になったことがない人は本当の意味で健康のありがたさが分からないかも知れません。
人生は思い通りにならないからいいのです。ビーフステーキが大好きな人でも、それを毎日食べ続けたら最後にはしつこくていやになってしまうでしょう。たまーに、その味を忘れかけたころに食べるからおいしいのではないでしょうか。
目標に向かっている時、障害がたくさんあったほうが、それを達成した時の喜びは大きいはずです。ストレス大歓迎ーーーそんな心境になれたら怖いものなしですね。
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