病気は遺伝とどう関わるか
2023/11/30
近年遺伝学が発達したことにより、人間の様々な病気と遺伝との関りが分かってきました。がんの疑いがある時、家族や親戚にがんの人がいるかどうかと質問されるのは、その良い例です。
ただ、ほとんどの病気は、その病気そのものが遺伝するというよりも、その病気になりやすい体質が遺伝する、と言ったほうが正確でしょう。この観点から言えば、すべての病気は遺伝と関係があるといっても過言ではありません。
生活習慣病と言われているものーーーたとえば糖尿病や高血圧、動脈硬化症、心臓病をはじめ緑内障や白内障、アレルギー疾患、肝臓病、腎臓病、がんや肥満に至るまで遺伝は関係しているのです。
ただしこの場合、これらの病気になりやすい体質が遺伝するわけで、発症するには生活習慣やストレスなど、他の要因が関与するのは間違いありません。
しかし病気の種類によっては、その病気そのものが遺伝する場合もあります。その代表例が血友病でしょう。この病気は圧倒的に男性に多いのですが、その理由は病気の遺伝子が性染色体のXに乗っているからです。
性染色体のXが二つ(XX)だと女性に、Xが一つ(XY)だと男性になりますが、女性の場合、Xに病気遺伝子が乗っていても、もう一つ正常なXがあるため発症しないのです。男性の場合はXが一つですので、そのXに病気の遺伝子が乗っていると血友病になってしまうわけです。
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