氣に対する受信型と発信型

　東京四谷の気功サロンの生徒さんをはじめ、気功施術を受けに来る方を見ていると、どうも氣に対する受信が得意な人と発信が得意な人がいるようです。

　もちろんこれは100対0ということではなく、51対49ということもあるし、70対30ということもあります。おおざっぱではありますが、比較的受信が得意な人を受信型、発信が得意な人を発信型と私は呼んでいます。

　受信型は氣に対する感受性が強いので、気功サロンで全身外気功を受けると、強く自発動が出て身体が大きく揺れたり、すぐ寝入ったりしてしまいます。

　それに対して発信型の人の自発動は小さく、または全く動かない人もいます。このような人は不安を感じるようで、自分は気功には向いていないのではないかと思う場合があるようです。

　そんな時私は次のように言って励ましています。「気功サロンの講座の目的は誰でも手当てや手かざしができるようにすることです。相手に氣を放射することはまさに氣の発信です。氣に対する感受性は低くても、氣の発信には何ら問題はありません。いやむしろ氣に対しての感受性が低い、つまり鈍感ということは見方を変えればメリットでもあるのです。なぜなら邪気を受けにくくなるからです」と。