肩こりや腰痛に隠れた病気

　現代に特有の病気があります。それが肩こりと腰痛です。これ自体は病気と言っていいか分かりませんが、その症状を起こす病気が隠れている場合があるので注意しなければなりません。

　肩こりや腰痛になる大きな原因はスマホやパソコンの使い過ぎと言われています。スマホやパソコンの操作時は、自然と姿勢が前かがみになっています。これが首や肩、腰を支える筋肉の緊張を招き、肩こりや腰痛を引き起こすというわけです。

　これらが原因で肩こりや腰痛になっている場合は、肩や首、腰などを動かす筋肉をほぐすことで痛みはある程度解消するので、さほどの心配はいりません。

　問題なのは、肩こりや腰痛を引き起こす原因がこれらの筋肉の緊張ではなく、そこに隠れた病気が原因となる場合です。

　内耳の障害や緑内障、白内障といった見えづらくなる目の病気、また心臓病も肩こりの原因になります。また、胃や膵臓、腎臓などにがんがある場合、腰痛の症状が出る時があります。現代人は肩こりや腰痛に悩んでいる人は多いですが、なかなか症状が改善せず長引く場合は、専門医を受診することをお勧めします。