人体を分解してみるとーーー細胞の不思議
2024/03/08
人体を分解? ちょっと恐ろしいイメージがありますが、なにも身体をバラバラにしようということではありません。身体の機能(仕組み)を細かく分けて考えてみようということです。
まず身体全体は系統という言葉で分解できます。循環器系統、呼吸器系統、消化器系統、泌尿器系統、運動器系統などで、系統ごとのいろいろな働きが相互作用しながら私たちの身体は健康を維持できているわけです。
これらの系統を分解すると、いろいろな組織によって成り立っていることが分かります。組織とは、骨や筋肉、各内臓、血管、神経、脂肪、皮膚などのことです。
そしてこれらの組織をもっと細かく見ていくと、すべて細胞の集まりであることが分かります。これらの細胞を分解すれば、分子、そして原子になっていくわけです。
さて、それではこの分解の流れを逆にたどってみたらどうでしょうか。原子→分子→細胞→組織→系統→人体となるわけですが、不思議なことに、細胞ができた時に命が吹き込まれるのです。つまり生命の最小単位は細胞なのですね。
アメーバやゾウリムシ、バクテリアなどの単細胞生物を見れば、このことは良くわかりますね。彼らはみな生きていますし、子孫を残すこともできるのです。
このように考えると、私たちの命はちょっと不思議な感じがしますね。私たちの身体は、骨から筋肉、内臓、血管、神経、皮膚、髪の毛に至るまで、すべて細胞でできています。その数は約60兆個とも言われていますが、これらの細胞はみな生きているのです。細胞一つ一つに核がありDNAを持っています。また細胞自体が活動するための細胞内小器官(リボソームやミトコンドリア、ゴルジ体など)も持っているわけです。
う~ん、何か不思議な感じがしますね。私たち一人一人は個人として一つの命をもっていると意識しています。意識的にはたった一つの命です。しかし実際は、たった一つと感じられる命は、およそ60兆個もの命で支えられているのです。
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