風邪対策ーーーマスクの効用

　最近は風邪やインフルエンザが流行っています。ご注意ください。

これらの疾患は主にウイルスが原因ですが、マスクは、そのウイルス対策として、自分の病気を人にうつさないため、また逆に人からうつされないためという目的で使われることが多いようです。

　しかしこの対策としてのマスク着用は完全ではありません。なぜならウイルスはとても小さいため、マスクの隙間から出入りしてしまうことが多いからです。

　でもマスクは風邪対策としてとても有効な面もあります。風邪が流行るのは主に冬の寒い時期です。冬は気温が低いだけでなく、空気が乾燥します。この二つの点が風邪が流行る要因になるのです。

　鼻やのどには繊毛があり、これがウイルスや病原菌を排出する役目を持っています。気温が低下したり、空気が乾燥すると、この繊毛の働きが悪くなるのです。その結果、風邪をひきやすくなるわけです。

　マスクは、鼻の中の気温低下と空気乾燥の二つの対策として、とても有効だと考えられています。マスクをしたまま寝るのもいいそうです。