中国医学では、陰証、陽証と言って、色々な病気を陰陽のバランスが崩れた状態ととらえています。

例えば陽が過剰の疾患を陽証と言い、代表的なものとしては、

高血圧、高脂血症、痛風、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などです。

いつも赤ら顔で暑がり、という特徴を備えています。

 

一方、陰が優った状態が陰証で、貧血、食欲不振、睡眠不足による疲労感、低血圧、うつ病などです。

いつも青白く元気がない、といった特徴を持っています。

 

気功を受ければ、自然と陰陽のバランスが取れて、上記の疾病は改善されてくるのですが、

日々採っている食材も、陰陽のバランスをとるのに役立っています。

陰が過剰の時は、陽の食材をたくさん取り、陽が過剰の場合は陰の食材をたくさん取るようにするわけです。

 

参考までに、それぞれの食材を列記してみます。

＜陽の食材＞

牛、豚、鳥などの肉類、魚、貝類、チーズ、卵、ゴボウ、しょうが、にんにく、玉ねぎ、かぼちゃなど。

＜陰の食材＞

ほうれん草、トマト、キャベツ、セロリ、ピーマン、キュウリ、レタスなどの野菜類。

スイカ、メロン、バナナ、マンゴー、パイナップルなどの果物類。