東京四ツ谷の気功サロン・気功師養成講座の入門講座では、

陰陽についての講義をしていますが、ここは講座の中でも重要な講義です。

なぜなら、陰陽は中国医学の基本的な概念だからです。

 

陰陽とは、世の中のあらゆる物、事象、考え方などを、

陰と陽の二つの概念でとらえるもので、いわゆる二元論です。

 

前進するもの、上昇するもの、明るいもの、積極的なものは陽で、

反対に後退、下降、暗い、消極的なものを陰とします。

男は陽、女は陰だし、昼や日なた、太陽、春夏は陽で、

夜や日陰、月、秋冬は陰となるわけです。

人体について言えば、五臓六腑の中の臓は陰だし、

腑の方は陽となるのです。

 

このようにあらゆる物や事象を陰と陽に分けて考えるわけですが、

大切なのは、どちらが優れているとか良いということではなく、

常に陰と陽のバランスを取ることが必要だということなのです。

中国医学では陰と陽のバランスが崩れた状態を病気と言います。