腎臓の第一の役目は、体中の毒素や老廃物を濾して対外に排出することです。

だから心臓を除いて、肝臓の次に血流の多い内臓が腎臓なのです。

腎臓内のネフロンという浄化装置により、血液内の老廃物を濾すわけです。

そしてこの老廃物は尿となり膀胱にたまる仕組みになっています。

膀胱は平滑筋でできた袋で伸縮性があり、5分の4くらい溜まると脳に指令が行き、

おしっことして外に出したくなるわけです。

膀胱の出口の尿道は第一と第二の尿道括約筋で閉じられています。

ただし女性は第二の括約筋がなく、骨盤周辺の筋肉や肛門括約筋で代用しているのです。

ここに女性の弱点があり、セキやクシャミ、大笑いなどで失禁してしまうこともあるようです。

また女性の尿道は短くて4～5センチくらいしかありませんが、

男性のそれは20センチくらいの長さがあるのです。

尿道が短いと細菌が這い上がってきて、膀胱炎になるリスクが増えるのです。

女性に尿失禁や膀胱炎が多い理由は体の構造からきているのですね。