内気功の目的は、気のエネルギーを自分の健康、病気回復などに役立てることです。

一方外気功は、気のエネルギーを他者やペットなど他の生命体に放射し、

その存在の病気治療や健康を目指すものです。

このように見てくると、内気功と外気功は気のエネルギーの方向が反対で、

何か対立しているような印象を受けます。

しかし実際のところは、内気功と外気功はコインの表と裏のようなもので、

相互に相手に対して良い影響力を持つ関係なのです。

「内気を鍛えれば外気に至る」という言葉があります。

これは内気功の訓練をしていけば、やがて外気功もできるようになる、という意味です。

また気功サロンで教えている外気功は、自分の気は使わず、天の気を使わせて頂くやり方ですが、

この外気功をやっていると、自分自身の体が熱くなるのを感じるのです。

つまり天の気を取り入れ、それを相手に放射することで、気のエネルギーが自分の体を流れる結果、

このような事が起こると考えられるわけです。

外気功をやっていても、内気功をしているのと同じ状態になるわけで、

まさに一石二鳥と言えるのではないでしょうか。