年齢が高くなるに従って、血圧や血糖値とともにコレステロール値を気にする人が多くなるようです。

しかしコレステロール値が高いのは、そんなに良くないことなのでしょうか？

 

日本には医学の分野において色々な学会が存在していますが、

その学会どおしで対立した意見になっていることもあります。

その良い例がコレステロールに関するものです。

日本心臓病学会の見解は、LDL（悪玉）コレステロールは140㎎以下、

総コレステロールは220㎎以下にすべきだと主張しています。

一方、日本脂質栄養学会ではLDLコレステロールや総コレステロールが高いと

総死亡率が低下すると主張しているのです。

 

えっー❓　何か正反対のことを言っていませんか？

これではどちらの意見を信じてよいのか分からなくなってしまいますよね。

コレステロールは低いほうが良いのか、高い方が良いのか？

日本心臓病学会の主張は、コレステロールが高いと血管壁に付着し、高血圧になり、

動脈硬化や心筋梗塞の原因になるということなのです。

一方、日本脂質栄養学会では、コレステロールは各ホルモンの材料になったり、

脳のシナプス形成やセロトニンを増やす役目もあるので、人体にとってとても大切であり、

これが低すぎると、色々な病気の原因となり総死亡率を上げると主張するのです。

まあ私は医者ではありませんが、両方の主張を聴いた上で、私なりの見解を次回述べたいと思います。