時代とともに人間の生活容態は変わってきています。

近年のテクノロジーの進歩は目覚ましく、昔と比べ私たちの生活は大きく変化しています。

それに従って、昔にはあまりなかった病気や疾患が増えているのです。

まず近年の自動車や電車等の交通機関の発達によって、私たちはあまり歩かなくなりました。

運動不足による影響で肥満者が増え、心臓病や糖尿病などが多くなってきています。

その他、現代社会に特徴的に多く見られる病気が肩こりや腰痛です。

座りっぱなしの生活が腰痛の原因になっていることは、以前このコーナーで書きました。

一方、肩こりはどうして増えたのでしょうか？　これも現代の特徴的な生活に起因しています。

それはパソコンやスマホです。

パソコンやスマホに夢中になっている時、私たちの姿勢はどうしても前かがみになっています。

人間の顔や頭（首から上）の重さは、性や個人差はありますが、約5キロもあるのです。

これはボウリングのボールに例えると、10～12ポンドのボールに相当するのです。

ボウリングをやったことのある人なら分かると思いますが、意外と重いんですね。

前かがみの姿勢では、この頭の重さを首と肩の筋肉で支えなければなりません。

実は首の後ろ側と肩は僧帽筋という一つの筋肉で構成されています。

だから首こりイコール肩こりなのです。

肩こりを回避するためには、パソコンやスマホ操作中は、なるべく胸を張った姿勢を保つようにしましょう。