私たちの体はすべて細胞からできています。

骨も筋肉も内臓も血液も神経も皮膚も髪の毛に至るまですべて細胞です。

その数は60兆個と言われています。

 

さて、私たちは自分の命が一つだと思っていますが、

その60兆個の細胞一つ一つが生きていることを知らなければなりません。

例えば精子を考えてみましょう。

男性と女性が性的に結合し、膣の中に精子が放出されると（妊娠するためには4000万～数億必要）、

みな一斉に卵子に向かって泳いでいくではありませんか。

膣の中は酸性なので、多くの精子は途中で死んでしまい、

本当に強く、また運のいい精子だけが受精に成功するのです。

だから私たちが今生きているのは、何千万～数億分の1の確率でまさに奇跡の産出なのです。

 

またゾウリムシなどの単細胞生物を見てみましょう。

エサを求めて動き回り、消化、吸収、排泄までして、捕食者から逃れる術も持っています。

私たちと同じように、まさに細胞一つが生きるための生活をしているのです。

命って不思議ですね。このような命の集合体が私たちの生命なのです。

自分が意識しない中で、体の中では生命を保持するため、

多くのさまざまな細胞の命が活躍していることを知らなければならないでしょう。