私はこの世の中は色々な面でバランスが大切と思っています。

つまり、ちょうどいいのがちょうどいいわけです。

それは常識的に良い事だと思われていることでもそうです。

過ぎたるは及ばざるごとし、ということわざもありますね。

たとえば健康ということを考えてみましょう。

私の知り合いに、病気で医院や病院に行ったことがない、という人がいます。

健康そのもので、病気を寄せ付けない強靭な肉体を持っているわけです。

このことは大変素晴らしいですが、100％良いというわけではありません。

なぜなら、病気の経験がない人は健康のありがたさが本当には分からないからです。

病気の苦しさや不安感を経験してはじめて、健康のすばらしさがわかるのではないでしょうか。

患者の苦しみに共感するためにも、病気の経験は必要なのです。

このようなことは気の感受性についても当てはまります。

外気功を受ける場合、気に対して敏感な人は気功の効果も大いに期待できます。

しかしこのような人は邪気も受けやすいので注意しなければなりません。

病院やゴミ屋敷など、邪気の多い所へ行くと体調を悪くしてしまいやすいのです。