リバウンドという言葉はご存知だと思います。

主にダイエットに関して言われる言葉です。

ダイエットをして痩せたのはいいけれど、しばらく経って元の体重に戻った、

あるいはそれ以上に太ってしまったーーーこれをリバウンドと言います。

リバウンドするくらいなら、最初からダイエットしないほうがよいのです。

その理由を説明するにあたり、まずホメオスターシスについて述べてみます。

これは恒常性と言われるものですが、リバウンドと深い関係があるからです。

ホメオスターシス（恒常性）とは、人体をある一定の状態に保つ生理的な機能です。

たとえば体温。日本人の場合、個人差はありますがだいたい36度から36度5分くらいに保っています。

外気温に関係なく、常にこの体温を維持できるのをホメオスターシスと言います。

暑ければ汗をかいて体熱を放射し、体温を下げようとします。

逆に寒ければ鳥肌がたって熱の放散を防ぎます。またブルブルとふるえることで、熱を生み出します。

これらは自律神経の働きによるのですが、

この機能がリバウンドと密接な関係があることは次回のこのコーナーで説明したいと思います。