中国医学では、生命の根本のエネルギーである気は、

体内に張り巡らされた経絡の中を流れていると言います。

つまり経絡は気の通り道ということになるわけです。

そしてその通り道のどこかに滞りが起こると、体調を崩したり病気になると考えられています。

ですからその滞りを取り、気の流れを正常化するのが気功や鍼灸の役目になるわけです。

さてそれでは、気はどのように体内を巡っているのでしょうか？

中国医学では、胸から手へ→手から頭へ→頭から足へ→足から胸へ→そしてまた胸から手へと巡ると言うのです。

それを主要な経絡である経脈に当てはめてみると、

まず肺経（胸から手）→大腸経（手から頭）→胃経（頭から足）→脾経（足から胸）→心経（胸から手）

というように体内をまわるのです。