私たちは通常、医療というと西洋医療を思い浮かべるでしょう。

たしかに病気の治療という点では、西洋医療は大変優れた医療です。

しかし、いくら優れていても完全ではありません。

治らない病気もありますし、逆に副作用でかえって病状が悪化してしまうこともあります。

そんな時、西洋医療に替わる代替医療を試してみるのも価値があることです。

それによって病状が回復していくこともあるからです。

また病気の種類や症状によっては代替医療の方が合っている場合もあるのです。

西洋医療と代替医療はそれぞれメリットとデメリットがあるわけで、

その両方を念頭において、その人に合った医療を提供するーーーこれが統合医療の考え方です。

 

さて、代替医療にはどんなものがあるでしょうか？

思いつくまま列記してみますとーーー漢方、鍼灸、マッサージ、カイロプラクティック、ヨーガ、

内気功、外気功、ホメオパシー、アロマ、ハーブ、音楽療法、アニマルセラピーなどなど、

他にも色々な民間療法を加えたら、大変な数になると思います。

この中には科学的根拠の乏しいものや、ある程度証明されているものもありますが、

これらの療法に優劣をつけるというのは、とてもおかしな考え方です。

なぜなら人それぞれ体質が違うように、相性というものが存在するからです。

また病気の種類によっては、この医療が合っているということもあるでしょう。

自分の体質や性格を考え、自分に合った医療を見つけることが何より大事です。