昨今の新型コロナウィルス感染症は、世界中の政治、経済、文化そして私たちの意識にまで多大な影響を及ぼしました。

コロナウィルスは私たちに何をもたらしたのかーーー順次考察していきたいと思います。

まずはスピリチュアルな視点から見てみましょう。

私はちょっと特異な考えを持っているのかも知れません。

だから多くの人の反発をかう覚悟で、あえて言おうと思います。

新型コロナウィルスが蔓延する中、経済を早く立て直すべきという意見がある一方、

ほとんどの有識者が声をそろえて言っているのは、「とにかく命が大事」、「一番大事なのは命だ」という言葉です。

誰も反論できないような正論でしょう。

死が訪れ命が尽きることで、その人そのものがなくなってしまうのならば、

命が一番大事ということになるわけです。でも本当にそうなのでしょうか？　私はあえてそれに異議を唱えたいと思っています。

誤解のないよう最初に言っておきますが、私は命を軽視しているわけではありません。

このコロナ感染症で命を落とされた方、そのご家族や関係者に深く哀悼の意を申し上げます。

死とは何か？　死後の世界はあるのかないのか？　この疑問について科学的な解答は得られていません。

だからどう信じるかの問題なのです。

死後の世界はある。今生の命が尽きてもその人の本質（魂）は生き続け、あの世に行き、

そしてまた別の肉体をまとって、この世に生まれてくるーーーつまり輪廻転生を私は信じているのです。

魂というと宗教的なにおいがしますが、私はいかなる宗教団体にも属していないし、関係もありません。

純粋に客観的に死に関する色々な書物を読み、さまざまな人の意見を聞いて出した結論です。

この視点で言うと、「一番大事なのは命ではなく、魂だ」ということになるのです。

 

輪廻転生の意味は魂を成長させることにあると私は思っています。

もっと具体的に言うと、愛を知り、愛を実践することにあるのです。

この観点からコロナウィルス騒動を見てみると、色々なことが分かってくるのです。

文章が長くなってしまうので、この続きは次回に述べたいと思います。