「病は気から」という言葉があるように、心と体、精神と肉体には強い関連性があります。

これは精神神経免疫学という学問により科学的に証明されています。

特に胃腸などの消化器系はストレスなどの精神状態の影響を受けやすいようです。

よく言われることですが、ストレスを強く受け続けると、

胃炎から胃潰瘍、そして胃がんになる人が多くいます。

また過敏性腸症候群という病気があります。

これは腸のどこにも異常がないのに、下痢が長く続いたり、日常的に下痢と便秘を繰り返したりする疾患です。

腸は運動、分泌、吸収という三つの働きがありますが、ストレスによってそれが乱されるのが原因と考えられます。

他には日常的に経験することですが、

怖い目に遭ったり、興奮したりすると心臓がドキドキ速く鼓動します。

これは自律神経の働きで、状況に対応できるように血圧を上げているのです。

基礎疾患として高血圧を持っている方は、このようなストレスや寒暖差の影響で、

突然死する危険もありますので注意しなければなりません。