私たちはよく、ホルモンバランスが崩れているとかホルモンの出が悪いなどと言いますが、

このホルモンとはいったい何でしょうか？

ホルモンとはギリシャ語で「呼び覚ます」という言葉に由来し、生物活性物質の総称です。

つまり体の色々な機能に働きかけて、私たちの生命活動を調節する働きをしているのです。

体はその時々の環境に適応するように作られています。

たとえば気温が寒かったり暑かったりすれば、それに応じて最適に生きられるように調節されるのです。

その他、睡眠や生殖活動、食欲、排泄に至るまで、

体の恒常性を保つためのさまざまな機能があります。

それを担うのは神経系と内分泌系があり、神経系は自律神経の他、

アドレナリンやセロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質を介して行なわれます。

一方、内分泌系の主役がホルモンで、脳下垂体や副腎、甲状腺、膵臓、性腺などから、

それぞれの働きのあるホルモンをその状況に応じて分泌するのです。

その量はとても微量ですが、大きな働きをするのです。