私たちには右利きとか左利きというように、利き手、利き足があります。

他には利き目というのがあって、自分が左か右かのどちらの目が利き目なのか確かめる方法があります。

急にまぶしい所に行った時など、どちらかの目をまぶしさを避けるためにつぶっていることがあります。

この時、開けている方の目が利き目です。

さて、この右利きや左利きというのは脳にも当てはまるのでしょうか。

脳は真ん中から左と右に分かれていて、脳梁という部分でつながっています。

左側を左脳、右側を右脳と呼ぶのですが、それぞれ担当分野が違っています。

左脳は論理的思考や言語、計算などを司っています。

右脳は音楽や絵画などの芸術的感覚、空間認識、直感的分野を担っています。

また左脳は体の右半分を、右脳は左半分を担当しているのです。

だから脳卒中などで脳が侵された場合、侵された場所によって、マヒの出方が違ったり、

言語障害が起こったりするわけです。

脳の場合も利き脳があり、その人の得意分野によって優位脳がわかるのです。

よく理系人間とか文系人間などと言いますが、

論理的で理性的な理系人間は左脳優位であり、

直感的で感性が豊か、空想が得意な文系人間は右脳が利き脳と言えるでしょう。