手当てや手かざしといった部分外気功の効果がよく出る疾患に頭痛があります。

しかし一言で頭痛と言っても、その原因はさまざまで、

気功が効果を発揮するのは、特にその原因となる病気がない場合です。

たとえば、肩こりや目の疲れ、不眠、ストレス等によって起こる筋収縮性頭痛や、

脳やその周辺の血管の収縮によって起こる片頭痛などです。

また女性が生理の時に起こる頭痛などにも気功がよく効きます。

以前、気功サロンに生理の時に必ず頭痛が起こるという女性が訪れたことがありますが、

全身外気功と頭への部分外気功の施術をしたところ、

次の生理の時には頭痛が起こらなかったという事例があります。

つまり、特に重大な病気が隠れていない頭痛には気功の効果が期待できますが、

逆に言えば、重大な病気が原因の場合には、すぐにでも西洋医学的処置をしなければならない、ということです。

重大な病気が原因となる頭痛には、次のようなものがあります。

特に注意しなければならないのは、脳腫瘍やくも膜下出血によるものです。

これらの場合は処置を急がなければ命にかかわります。

その他、目の病気の緑内障や視神経炎、ブドウ膜炎など、

また耳に原因がある中耳炎や外耳道炎などでも頭痛が起きます。

だから今の頭痛が何によるものかを常に注意しなければなりません。