西洋医学で人体は解明できるか(2)
2023/02/02
近代科学としての西洋医学の進歩はめざましいですが、その方向だけで人体のすべては解明できないと私は思っています。
なぜなら近代科学の根拠は唯物論であり、人体はすべて物質でできているという前提が必要だからです。
しかし、私たちの体(心を含めて)は全部物質なのでしょうか?
意識とか感情といった心の動きも唯物論では次のように説明されるのです。
心は脳の神経細胞どおしのやりとりに加え、
神経伝達物質や各ホルモンなどの働きが備わってできる現象にすぎないと。
この論に対する反論は量子論にあると私は思っています。
究極の最小の物質である素粒子のひとつの電子のふるまいが唯物論への反論の根拠になるのです。
電子の二重スリット通過実験というのがあります。
これは二つの穴(スリット)に向かって、電子銃で一発づつ電子を発射します。
すると穴を通過した電子の痕跡が穴の後ろの壁に残ります。
一発や二発では分かりませんが、何千発、何万発と打っていくと不思議な現象が出てくるのです。
なんと電子の痕跡が縞模様となって現れるのです。
これは干渉縞と言って、波の特徴を表しているのです。
つまり、一発の電子が同時に二つの穴を通過したことを意味するのです。
電子を粒子と仮定すると、このようなことはできません。
電子という素粒子は粒子でもあり波でもある。つまり両方の性質を併せ持っているわけです。
私たちの体をはじめマクロの物質はすべて原子でできています。
原子は原子核のまわりを電子がまわっている、という説明がなされます。
だから私たちの体を構成している原子自体が、粒子(物)と波の両方からできているわけです。
西洋医学は唯物論であるため、粒子の説明はできても、波の説明はできないのではないでしょうか。
波はエネルギーであり、気と解釈することもできるでしょう。
ここは気功や経絡治療の鍼灸など、気を前提とした東洋医学からのアプローチも必要だと私は思っています。
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