臓器の個性
2026/06/04
私たちの身体にはさまざまな臓器があり、それらが正常に働くことで私たちは健康に生きていけるわけです。ただこれらの臓器は、おおわくでは皆同じですが、細かく見ていくと個人差があるようです。
よくテレビなどで「大食い選手権」なる番組が放送され、大食いたちが競って大量の食物を短時間で胃の中に収めていますが、彼らの胃はどうなっているのでしょうか。レントゲンで見たところ、異常なまでに膨れているのです。そのような胃になっているから、あれだけの大量の食事ができるのでしょうね。
食物は胃のあとに小腸に移動しますが、小腸の長さは6~7メートルほどと言われています。でもこれは平均的なサイズであり、これより長い人もいれば短い人もいるわけです。それは大腸も同じです。
大腸の長さは1.5メートルほどです。ちょっと背の低い女性の身長ほどですね。しかしこの長さも人それぞれなわけです。大腸はその部分によって名前がついています。小腸から入った最初のところが盲腸です。そして順に上行結腸から横行結腸、下行結腸と続き、S状結腸から最後は直腸となって肛門につながっていきます。この順番に小腸から流れてきた液体は徐々に便になっていくわけです。
この大腸も長さや形状に個性があります。上記のS状結腸は形がS字になっているからこの名前がついたのですが、このS字が真っすぐに近い人もいるし、円を描くような形になっている人もいるのです。また1.5メートルが下腹部に収まっているのですから、真っすぐなわけはなく、ところどころねじれが生じているのが普通です。ただこのねじれにも個人差があり、とても大きくねじれている人もいます。このような人が大腸内視鏡検査で肛門からカメラを入れられて、大腸を奥まで侵入されると、検査に困難を生じることがあります。このような場合、検査官の技術(腕)に注目がいきますが、容易に検査を受けやすい大腸の形状をしているのか、という患者側の問題にも焦点があてられるべきかも知れません。
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