病気に対する治療には、対症療法と根本療法（原因療法とも言う）があります。

対症療法とは、その病気によって現れるさなざまな症状を緩和する療法です。

頭痛には鎮痛剤、食欲不振には消化剤、発熱には解熱剤、不眠には睡眠導入剤というように、

それぞれの症状ごとに薬を出すというやり方です。

風邪などの時によく使われる療法ですが、後はゆっくり寝て、自然治癒力にまかせるわけです。

 

それに対して根本療法とは、その病気の原因となるものを取り除く療法です。

細菌が原因だと分かれば、抗菌剤を処方するようなものです。

 

さて、病気に対しての外気功施術は、対症療法でしょうか、根本療法でしょうか？

外気功には、全身外気功と部分外気功があります。

その言葉通り、全身に気を送るのが全身外気功、部分的に手当てや手かざしをするのが部分外気功です。

 

生物はもともと自然治癒力（免疫力とも言う）を持っています。

それは自分で自分の悪い所を治していく力です。

全身外気功は自然治癒力を高め、病気を治していくので根本療法と言えるでしょう。

また部分外気功も、その悪い部分に気を送り、その治癒力を高めるので根本療法と言えると思います。

 

気功は自然治癒力を高め、自分の病気は自分で治す力を高めるものです。

薬や注射で治すのではなく、自分の治癒力で治すーーーこれが理想の治療法だと私は思うのですが・・・。