昔からよく言われている「言い伝え」のようなものがありますが、

単なる迷信ではなく、近年の科学の発達により、

その根拠が明らかになったものがありますので、そのいくつかをお知らせします。

 

1.「生の豆は食べるな」

これは、生の豆を食べると腸で消化できなくなって下痢してしまうからです。

この理由は、生の豆には消化酵素の一つであるトリプシンの働きを抑える

トリプシンインヒビターという物質が入っているからです。

 

2.「お餅を食べる時は大根おろしと一緒に食べなさい」

大根おろしの中には、デンプンを分解する消化酵素のアミラーゼが含まれているので

お餅をたくさん食べても、もたれることが少ないのです。

 

昔は今のように科学が発達してないし、分析機器などもなかったので、

経験に頼るしかなかったはずです。

気功やハリ、灸などもそうですが、何千年も続いている治療法には、

科学的にまだ解明されてない部分もありますが、

長年の経験で培われた知識と知恵があるのではないでしょうか。