瞑想や座禅の意味などについては前回このコーナーで書きましたが、

今回はその注意点について書いてみます。

 

東京四ツ谷の気功サロンでは、講座の中で瞑想することがありますが、

それほど多い時間ではありません。

だから今お話する注意点については、さほど気にすることもないと思います。

なぜなら、この注意点はよほど瞑想や座禅に精進している人でないと当てはまらないからです。

 

座禅の世界では「魔境に入る」、気功では「偏差」という言葉があります。

これは座禅や瞑想をずっと続けていると、神秘体験をすることがあるという意味です。

神秘体験には色々ありますが、過去や未来をありありと見たり、

自分自身を外側から見たり、素晴らしい色彩の光と遭遇し、至福感を得たりする体験です。

中でも印象的なのは、神や仏、魔物などに出会い、また話をしたりする体験です。

ここで注意しなければならないのは、このような体験をすると、自分が偉くなったような錯覚をすることです。

このような人たちが、自分は特別な存在と勘違いし、新興宗教の教祖になったりするそうです。

でもこれらの体験は座禅や瞑想を究めるための通過点でしかないのです。

だからこれらの神秘体験をしたとしても、それに惑わされてはいけません。