神経伝達物質とは脳内の神経細胞どおしの情報をつなぐ物質ですが、

代表的なものに、セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどがあります。

これら神経伝達物質が放出されると、それぞれが体内で特徴的な働きをするのです。

 

たとえばセロトニンは精神を安定させ、幸せ感をもたらす物質と言えます。

うつ病で自殺した人の脳を解剖すると、セロトニンが減っていることが分かっています。

ＳＳＲＩといううつ病の治療薬はセロトニンを増やす働きをするのです。

 

さてそれでは、薬に頼らずセロトニンを増やすにはどうしたら良いのでしょうか？

最近の研究では、愛情ホルモンと言われるオキシトシンが分泌されると、

セロトニン神経が活性化することが分かってきました。

オキシトシンはかわいいもの（赤ちゃんや大好きなペットなど）を見たり撫でたりすると、

自然に出てくるホルモンです。

つまり愛情あふれる生活をしていれば、セロトニンは自然に大量に分泌されるわけです。

 

その他、リズミカルな運動もセロトニンを増やす効果が高いと言われています。

リズミカルに20分以上歩くことは、セロトニンを増やす効果は絶大です。

またガムを噛むこともあごの運動になるので、セロトニンが増えると言われています。