最近、体温が低いことが健康にとって大きな障害になると言われています。

確かに、体温が低いとがん細胞や病原菌が増殖しやすくなるし、

逆にそれらを退治する免疫細胞の働きが悪くなってしまうのです。

 

それでは体温を上げるにはどうしたらいいでしょうか？

体温は遺伝的な要因もありますが、日々の生活習慣で体温を上げることもできますので、

そのいくつかの方法を順次このコーナーでお知らせしますね。

まず、その方法の①ーーー筋肉量を増やす、です。

 

走ったり体操をしたり、何か運動すると体が温かくなるのを私たちは実感しますね。

筋肉を動かすことは熱量を生産してくれるのです。

寒い時、体がブルブルとふるえますが、これも筋肉を動かして体を温める現象です。

筋肉を動かすことは、筋肉の収縮、弛緩を繰り返すことです。

これにより血液の循環が良くなり、体温を上げるのです。

ただし筋肉量が少ないと、その効果も少なくなってしまいます。

歳を取るにしたがって低体温になるのも、歳とともに筋肉量が減っていくからです。

筋肉量を増やすには運動することと、タンパク質の多い食事が大切でしょう。