中国医学の本質ーーー観念と経験
2019/11/02
西洋医学と東洋医学、この場合は中国医学ですが、その本質的な違いはいくつかあります。
その一つは、西洋医学は実証的、分析的ですが、
中国医学は観念的、経験的であるということです。
たとえば気という概念は中国医学の基本ですが、西洋医学にはありません。
だから気の通り道である経絡や気の出入り口である経穴(ツボ)という概念もないのです。
人体を解剖したり、いくら顕微鏡で調べても、経絡や経穴は見つからないからです。
つまり実験等でその存在が実証されないと、その存在を認めることはできないのです。
さて、それに反して中国医学はとても観念的です。
その一例として、気にもいろいろな種類があると言っているのです。
人が誕生後、飲食物より得られる気を後天の気と言いますが、
この気にもいくつか種類があって、宗気や営気、衛気があるというのです。
宗気は上焦に集まり、呼吸や発声を司る作用があり、
営気は中焦に集まり、栄養分を伴って脈中を巡り、気血のもとになって全身を潤し、
衛気は下焦に集まり、脈外を巡って体表の保護や外邪の侵入を防ぐ作用があると言います。
う~ん、この分析は実証されたものではないのですから、
ここまで細かく分けなくてもいいのではないかと私は思ってしまうのですが・・・。
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