氣に敏感なのは右脳タイプか

　人間の脳は左脳と右脳に分かれていますが、神経心理学者のロジャー・スペリーによると、それぞれが専門的な得意分野を持っているというのです。左脳は言語や論理的思考、計算などを司り、右脳は物事を直感的に理解したり、空間の認識、音楽などの芸術、創造的な空想等を司っています。

　左脳と右脳をつなぐ脳梁の大きさには性差があり、女性のほうが大きいようです。このことから、男性は専門的なスペシャリスト、女性は総合的と言えるのかもしれません。

　さて、東京四谷の気功サロンでは、施術の中心として全身外気功を行なっていますが、氣が入りやすい敏感な人と入りにくい鈍感な人がいます。氣というのはまだ科学的に十分解明されているわけではありません。氣自体は見ることも触ることもできません。

　気功というのは氣を扱う技術ですから、このような実態のないものに対しては、直感や空間認識、創造性、イメージングなどが大切になるわけです。この意味から言えば、氣に対しての感受性豊かな人は氣に敏感に反応するのです。だから右脳タイプの人のほうが氣に敏感と言えるでしょう。